あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2021年は一体どんな1年になるのでしょうか。2020年は自分自身と向き合い、そして将来について深く考えた人も多いのではないかと思います。僕は、どんなときも「成長できているか」ということを自問しているのですが、去年は立ち止まる時間が多く、それが自分へのフラストレーションになったりもしました。今年もおそらくはコロナ禍は続くでしょう。その中で、ニューヨークでどんなチャレンジができるのか、どんな成長ができるのか、厳しい状況ですが頑張っていこうと思っています。

さて元旦の本日は、いま参加している「〼〼⊿〼益々繁盛」というプロジェクトをご紹介します。昨年12月から今月の1月20日まで銀座のクリエイションギャラリーG8にて行われているこのプロジェクトは、 160人のデザイナーがデザインし、大垣の職人が一つ一つ木を組み、ヒノキの枡をつくるものです。デザイナーはボランティアで参画し、収益金をチャリティーとして寄付しています。

枡は「増す」や「益す」とも読めることから、縁起が良いとされています。展示会場にはおめでたい柄や、物語性のあるデザインなど、160種類の枡ができています。手に取ると良い香りが広がるヒノキ枡は、端材を活用して作られ環境にも優しいプロダクトです。

Creation Project 2020
160人のクリエイターと大垣の職人がつくるヒノキ枡
「〼〼⊿〼（益々繁盛）」
http://rcc.recruit.co.jp/creationproject/project/2020/
※現在、来場は予約制です。

今回、僕がデザインした枡はこちらです。2020年は本当に特別な1年となりました。親しい人とも物理的な距離を取らなければなりませんでした。ですが、本当に会いたい、本当に話したいと思った人とは電話やオンラインツールでつながっていたのではないかと思います。その意味では、心の結びつきはますます強くなった一年だったのではないでしょうか。そういった、深まる心の距離『縁』を『円』で表現しました。

今年こそは、親しい人たちと思い切りこの枡で乾杯できる日々が戻ってきますように！