Design SAKE HUNDRED新聞広告

2021.9.14

日本酒ブランドSAKE HUNDREDの新聞広告のアートディレクションをしました。9月14日の読売新聞、16日の日経新聞に全国紙一面15段で出ます。今日はその制作についてシェアさせてください。

SAKE HUNDRED<オフィシャルサイト


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昨今の緊急事態宣言やそれに伴う酒類の提供禁止という状況下で、お酒の存在自体が危ぶまれていると思います。でもお酒が持つ、人を豊かにするという本質的な価値を信じているSAKE HUNDREDの想いは変わらない、というところから今回の企画はスタートしました。

「あけるは、生きる。」というメインコピーの、あけるというのは、お酒をあける、お店をあける、夜があける、いろいろな事がポジティブに変化していく瞬間だと思います。そういった前向きな想いをビジュアルとコピーに乗せています。

強く意思のあるメッセージに合わせて、ビジュアルも堂々とした佇まいを目指しました。撮影はブルックリン、打合せはニューヨークと東京間でリモート、出稿は日本というプロジェクト。コロナ禍以前では考えられなかったスタイルですが、前回の表参道駅に続いて二回目の試みです。もちろん大変なこともありましたが、結果、力強く、そして凛とした芯のある広告を作り上げることができました。

困難があっても前を向いて進んで行けば、どんなに暗い夜の日も、美しい朝を迎えるようにまた新しい日々がやってくることを信じて、クライアントとクリエイティブチームとが一緒になって制作した日々でした。

あけるは、生きる。

どんなに暗い夜の日も、
世界は美しい朝を迎えるように。
お酒には心を満たし、人を豊かにする力がある。
あけていこう。前へ。明日へ。
あける。それは、未来のはじまりだから。
生きるということだから。


今はお酒を売っているメーカーだけではなく、お米の生産者、お酒を卸している人、サーブしている飲食店、お酒を飲むことを我慢している人たち、いろんな人たちが苦しい思いをしている時だと思います。

SAKE HUNDREDの前向きな姿勢が少しでも停滞感のある社会を明るくしてくれることを願っています。

友人を自宅に招いたり、お気に入りのあの店にいったり、そうやってお酒を飲める日がやってくるのが待ち遠しいですね。

Credit
Creative Director:高木 新平(NEWPEACE inc)
Art Director / Designer:花原 正基 Masaki Hanahara
Copy Writer:小藥 元(meet&meet)
Photographer: Kosuke Matsuo
Project Management:成田 龍矢(LON)

Information

MdNデザイナーズファイル2021の装丁デザインをしました。

発売日 :2021-02-24
仕 様 :A4判/272P
ISBN :978-4-295-20099-4
価 格 :本体 3800円(税別)
出版社 :エムディエヌコーポレーション
販 売 :Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com

詳細はMdN BOOKSをご覧ください。